第36回基礎研修会(東京)

第36回基礎研修会(東京) 担当世話人:中野眞樹子 講師…大橋昌資、冨樫剛清、壬生玲ファシリテーター…上記4名 2020年7月12日(日)NTT東日本関東病院にて第36回基礎研修会を開催いたしました。 計12名の方々にご参加いただきました。今回はコロナ禍の影響もありましたが、20名ほどのお申込みをいただき、途中キャンセルや直前の参加希望などがありましたが、コロナ対策をした上で開催することができました。 参加者の特徴としては臨床心理士、看護師を中心に、中にははじめてご参加される方もいました。ロールプレイではリーダー、コリーダー、利用者役としてさまざまな立場を経験していただきました。そのため、特に経験が少ない参加者にとってはグループワークの場や時間が確保でき『体験する』『共有する』という研修の目的にそった研修を進めることができました。また、アンケートの反応では、グループエクササイズの大切さ、実際の場面での問題点となりそうな個所を認識、経験できたと、参加者からの満足いただける声が多く、今後の基礎研修会の発展にとっても貴重な時間となりました。 コロナ渦の中、参加者の皆様、講師、ファシリテーター、事務局の皆様方にご尽力いただいたことにより無事に会を進行、開催でき、大変感謝しております。ありがとうございました。 文責…冨樫 剛清 次回、基礎研修会のお知らせ 日時 2021年2月7日(日)9:30~16:30 場所 NTT東日本関東病院 第36回基礎研修会(東京)の概要 日時 2020年7月12日(日)9:30~16:30 場所 NTT東日本関東病院 アクセス JR山手線・都営浅草線・東急池上線 「五反田」駅より徒歩7分 対象 医療・看護・福祉・心理・保健・産業・司法矯正分野等で、援助業務に携わっている専門家で、守秘義務について監督される機関で研修歴・勤務歴がある方。 <基礎研修会共通プログラム> 集団認知行動療法とはなにか 集団認知行動療法プログラムの運営について 認知への介入 行動への介入 ※ グループ演習をしながら学んでいただきます。 <参加費> 会 員(一般) ¥3,000 非会員(一般) ¥6,000 * 現在非会員の方で、会員として本研修会への参加をご希望の方の入会申し込みは、2019年8月31日まで承ります。 その際、入会と研修会の申し込み両方を同時にしていただき、研修会のお席を確保していただくことをお勧めします。入会のお申し込みはこちらへ。

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成人期ADHDの集団認知行動療法の2日間のワークショップとその後のスーパービジョン

本研修会は終了しています。 報告書はこちら。 日時 2021年3月27日(土)13:00-17:00 ~ 28日(日)10:00-17:00 場所 オンライン(zoom)で実施 内容 ADHDとは (診断基準、神経心理学的基盤―原因仮説、治療ガイドライン) ADHDの認知行動療法 (注意欠如・多動症の認知行動モデル) ADHDの神経心理学的基盤(triple pathway model)を用いた心理教育と面接導入 治療困難例にどのように対応するか (集団にうまくのれない人の個別フォローの〜ASDや感情調節困難のある参加者の場合) 集団で行うには(G-CTSを用いたグループのコツ) 治療困難例にどのように対応するか (集団におけるホームワークの不履行、問題の否認としての知性化) 【研修後のスーパーヴィジョンについて】 研修会終了後、職場で成人期のADHDグループを実施された方に、講師及びファシリテーターが2回のSVを実施します。コロナ感染状況によりますが、グループ実施施設を訪れて見学した後にSVを実施するか、レジュメに基づいてオンラインで実施いたします。 講師 黒木俊秀(九州大学) 金澤潤一郎(北海道医療大学) 松永美希(立教大学) 中島美鈴(九州大学) 参加条件 1および2を満たす方を対象にしています。 守秘義務を持つ対人援助職の方 集団認知行動療法研究会会員 (入会手続きはWebから簡単に行えます。こちらから) SV受講条件 上記1,2に加えて次の3も満たすこと 研修受講後半年以内に成人期ADHDの集団認知行動療法を始める予定のある方 定員 80名 参加費 16,000円 準備セッション 集団認知行動療法基礎研修会を未受講の方、およびzoomでの参加が初めてで不安のある方向けに準備セッションを行います。参加は任意で、参加費は上記受講費に含まれます。 1月23日(土)9:00-11:00 (zoomにて開催) 内容:集団認知行動療法とは、zoomの使い方やブレイクアウトルームの操作方法など 講師:中島美鈴 お申し込みはこちらのリンクからお願いします。 参加申込フォーム 定員に達しましたので参加申込を締め切りました。 (氏名、ADHDグループを実施する予定の所属先、資格、住所、電話番号、準備セッション参加希望の有無、SV希望の有無を入力してください。) 1月の準備セッションの参加締め切り:令和3年1月22日正午 3月の専門研修の参加締め切り:令和3年25日(木)17:00 SVを希望される方を優先して先着順で選考いたします 定員になり次第締め切ります (研修会全体の定員は80名で、そのうちSVを受講できる方は16名となります) 本研修会はJSPS科研費JP19K03305(研究代表者:中島美鈴)の助成を受けたものです

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第35回基礎研修会(福井)

第35回基礎研修会(福井) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の動向に鑑みて、 3月14日の福井基礎研修会の開催を中止することになりました。 日時 2020年3月14日(土)9:30~16:30 場所 AOSSA(アオッサ)    アクセス JR北陸本線「福井」駅より徒歩1分 対象 医療・看護・福祉・心理・保健・産業・司法矯正分野等で、援助業務に携わっている専門家で、守秘義務について監督される機関で研修歴・勤務歴がある方。 <基礎研修会共通プログラム> 集団認知行動療法とはなにか 集団認知行動療法プログラムの運営について 認知への介入 行動への介入 ※ グループ演習をしながら学んでいただきます。 <参加費> 会 員(一般) ¥3,000 非会員(一般) ¥6,000 * 現在非会員の方で、会員として本研修会への参加をご希望の方の入会申し込みは、2020年1月31日まで承ります。 その際、入会と研修会の申し込み両方を同時にしていただき、研修会のお席を確保していただくことをお勧めします。入会のお申し込みはこちらへ。 <申込方法> 参加登録はこちらから * HPからのお申込みが難しい場合、メールでのお申し込みも受け付けております。①研修会名(開催日・開催地) ②氏名 ③よみがな ④所属 ⑤職種 ⑥〒住所 ⑦電話番号 ⑧メールアドレス ⑨会員・非会員 ⑩認知行動療法の経験の有無 ⑪臨床心理士資格の有無 ①~⑪をご記入の上cbgta.kiso@gmail.comまでお送りください。 * 本研修会は、「臨床心理士」継続研修機会としても申請予定です。 <申込〆切> 定員に達し次第、締め切らせていただきます。

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第34回基礎研修会(東京)

第34回基礎研修会(東京) 終了しました 講師…村上尚美、大橋昌資、伊藤さやか、冨樫剛清 ファシリテーター…壬生玲、山本智美、米桝宏、田村三太、岡部忠司、竹岸敬紀 開設担当…村上尚美、冨樫剛清 2019年10月6日(日)NTT東日本関東病院にて第34回基礎研修会を開催いたしました。計35名の方々にご参加いただきました。参加者は関東圏が中心でありながらも北海道、大阪、山口県など遠方からの参加者もいらっしゃいました。参加者の特徴として医師がおらず臨床心理士、看護師を中心に福祉関係の方など多岐にわたっており、初心者が多かったようです。 研修では全体の雰囲気や流れを見渡しつつ、午前中に小さなグループワークを追加したり、午後のロールプレイで書かれた内容を写真で撮影しグループごとに発表時スライドに投影するなどの試みを行いました。そのため経験が少ない参加者にとってはグループワークの場や時間が確保でき『体験する』『共有する』という研修の目的にそった研修を進めることができました。また、アンケートの反応では参加された皆様に満足いただける声が多く、今後の基礎研修会の継続・発展していくための貴重な時間になったように思います。 今回講師、ファシリテーター、事務局の皆様方にご尽力いただいたことにより無事に会を進行、開催でき、大変感謝しております。ありがとうございました。 文責…冨樫 剛清 日時 2019年10月6日(日)9:30~16:30 場所 NTT東日本関東病院 アクセス JR山手線・都営浅草線・東急池上線 「五反田」駅より徒歩7分 対象 医療・看護・福祉・心理・保健・産業・司法矯正分野等で、援助業務に携わっている専門家で、守秘義務について監督される機関で研修歴・勤務歴がある方。 <基礎研修会共通プログラム> 集団認知行動療法とはなにか 集団認知行動療法プログラムの運営について 認知への介入 行動への介入 ※ グループ演習をしながら学んでいただきます。 <参加費> 会 員(一般) ¥3,000 非会員(一般) ¥6,000 * 現在非会員の方で、会員として本研修会への参加をご希望の方の入会申し込みは、2019年8月31日まで承ります。 その際、入会と研修会の申し込み両方を同時にしていただき、研修会のお席を確保していただくことをお勧めします。入会のお申し込みはこちらへ。 <申込方法> 参加登録は終了しました * HPからのお申込みが難しい場合、メールでのお申し込みも受け付けております。①研修会名(開催日・開催地) ②氏名 ③よみがな ④所属 ⑤職種 ⑥〒住所 ⑦電話番号 ⑧メールアドレス ⑨会員・非会員 ⑩認知行動療法の経験の有無 ⑪臨床心理士資格の有無 ①~⑪をご記入の上cbgta.kiso@gmail.comまでお送りください。 * 本研修会は、「臨床心理士」継続研修機会としても申請予定です。 <申込〆切> 定員に達し次第、締め切らせていただきます。

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第10回学術総会

第10回の集団認知行動療法研究会学術総会は、2019年11月10日(日)にNTT東日本関東病院にて、69名の参加を得て盛況に行われました。今年度は、「多疾患における集団認知行動療法」をテーマに据えました。臨床現場では、単一疾患の患者さんだけを集めてCBGTを行えることは少なく、さまざまな疾患層、かつ、併存疾患を抱える患者さんに対してCBGTを実践し、そのグループ運営に頭を悩ませることが多いと考えたからです。 特別講演では、うつや不安などさまざまな感情障害を抱えた方を同一プログラムで支援する「診断横断的な治療のための統一プロトコル(UP)」について、伊藤正哉先生(国立精神・医療研究センター認知行動療法センター)に、楽しい演習を交えながら、UPの基本的な考え方や実際のプログラムについてお話いただきました。 シンポジウムでは、強迫性障害、双極性障害、発達障害の集団認知行動療法を第一線で実践されている3名の先生に、グループの運営方法、集団と個人のアプローチの組み合わせの工夫などを具体的にご紹介いただきました。 ランチョンセミナーでは、佐渡充洋先生(慶応義塾大学医学部精神神経科学教室)に、「集団認知行動療法でのマインドフルネス」について分かりやすく解説いただきました。また、事例検討では、参加者同士のトラブルという身近な題材を牧野加寿美先生(かなめクリニック)にご提供いただき、フロアの先生方と検討することができました。その他、一般演題では、認知症の介護者向けCBGTなど、新しい試みのご発表もありました。 いろいろな疾患に対するCBGTに触れることで、介入のレパートリーを拡げるヒントを得ると同時に、「方法ありきではなく、目の前の患者さんに応じる」という基本に立ち戻ることもできたように思います。 開催にあたりご協力いただきました演者の先生方、プログラム委員長の後藤剛先生(山形さくら町病院)やプログラム委員の先生方、事務局の皆さまに心より御礼申し上げます。 第10回学術総会 大会長 田島 美幸 抄録集配布のお知らせ 今大会の抄録集をご希望の会員様に配布しております。 返信用封筒(角2サイズ)に210円切手を貼付の上、下記事務局まで郵送してください。 会員様各自1部までとさせていただきます。 数に限りがございますのでお早めにお申し込みください。 【日時】 2019年11月10日(日) 9:30~16:20 【会場】 NTT東日本関東病院  カンファレンスルーム 【参加費】 4,000円(会員限定) 【大会長】 田島美幸(トヨタ自動車株式会社) 【プログラム委員長】 後藤 剛(山形さくら町病院) 【大会テーマ】 「多疾患における集団認知行動療法」 【プログラム】 後日掲載いたします 【後援】 公益社団法人 日本精神神経学会 公益社団法人 日本精神保健福祉士協会 一般社団法人 日本臨床心理士会 一般社団法人 日本作業療法士協会 プログラム 9:40 ~11:10 特別講演 「感情障害に対する診断を越えた治療のための統一プロトコル」 伊藤 正哉 先生(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター) 11:25 ~12:25 ワークショップ(事例検討会) / 一般演題 12:40 ~13:40 ランチョンセミナー 「集団認知行動療法でのマインドフルネス」 佐渡 充洋 先生(慶應義塾大学医学部精神神経科学教室) 14:10 ~16:15 シンポジウム

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2019年 中級研修会のご報告

2019年度中級研修会 総括 中級研修会プログラム委員長  村田俊郎 中級研修会プログラム副委員長 大橋昌資 中級研修会プログラム委員   後藤智行、壬生玲、伊藤さやか、崔震浩、冨樫剛清、福田有希子 2019年9月15日(日)NTT東日本関東病院にて2019年度中級研修会を開催いたしました。北海道から九州まで日本全国より医師・臨床心理士・看護師・精神保健福祉・作業療法士など様々な職種の集団認知行動療法に関わる方々がご参加くださいました。 2019年度、当研修会では以下の3つの目的・趣旨を掲げました。 集団療法に求められるスキルを理解し、質の向上に活かす プログラム実践上の悩み・実践に踏み出す上での悩みを、グループディスカッションを 通して共有し問題解決を図る 悩みを共有しあえる仲間やネットワークを構築する 大橋昌資先生のご提案により昨年以上に基礎研修会とのつながりを重視し「さらに集団療法スキル向上に焦点を当てた内容に」という方向で企画を進めました。 講義・演習では中島美鈴先生をお迎えしました。中島先生のほか、松永美希先生、大谷真先生、久我弘典先生、藤澤大介先生らが中心になってまとめられた集団認知行動療法治療者評価尺度(G-CTS)に基づき「中級者向け事例別ロールプレイ~G-CTSを用いた困難事例における工夫のポイント」をテーマにご講演いただきました。 事例検討会では、加藤典子先生、中野真樹子先生、大橋昌資先生をスーパーバイザーとして、さらに大庭さよ先生を指定発言者としてお迎えし、グループワーク形式の事例検討を行いました。テーマは「復職支援のグループにおいて他責傾向のあるメンバーが複数名含まれる場合の対応」で、中島先生の講義・演習ともつながりのある内容で行いました。 参加者アンケートでは、典型事例についての解説で対応法への理解が深まった、グループワークが多く気づきやヒントが得られた、日々の実践を振り返ることができた、目から鱗のことが多かった、など好評をいただくことができました。一方で、検討のポイントがやや分かりにくい、基礎と中級の違いが分かりにくい、などのご指摘もいただき次回以降の改善点として申し送りたいと思います。 今回の研修会は基礎研修会とも連続した「集団療法に関わる臨床スキルを高める」という内容で集団認知行動療法研究会の意志が反映された、まさに「中級研修会」であったと思います。言うまでもなく集団療法においては治療者のたゆまぬ錬磨が重要であり、研究会では研修会を通して質の担保を支援していくという考えです。一人で悩むのではなく、こうした研修会をご活用いただきまして種々の事例への対応力を高めてくださいますと幸甚です。 文責 2019年度中級研修会プログラム委員長 村田俊郎 概要 開催日時 2019年9月15日(日) 9:30~16:30 場所 NTT東日本関東病院 4階カンファレンスルーム 東京都品川区東五反田5-9-22 (JR五反田駅より徒歩7分) 定員 50名 参加資格 次の①②③のうち、いずれかを満たす方 1)当会会員 2)当会基礎研修会修了者 3)集団認知行動療法経験者 参加費 会員 4,000円 非会員 6,000円 * 現在非会員の方で、会員として本研修会への参加をご希望の方の入会申し込みは、2019年7月31日まで承ります。その際、入会と研修会の申し込み両方を同時にしていただき、研修会のお席を確保していただくことをお勧めします。 * 本研修会は、「臨床心理士」継続研修機会としても申請予定です。 プログラム ※タイムスケジュール等は随時更新いたします。 講義/演習 「中級者向け事例別ロールプレイ~G-CTSを用いた困難事例における工夫のポイント」                                 講師/中島 美鈴 先生(九州大学大学院人間環境学府) 事例検討会

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