福岡基礎研修会ご報告
開催地責任者:中島美鈴
講師 :要斉、中島美鈴、山下雅子
ファシリテーター : 猪狩圭介、高口恵美、谷川芳江、手島直美、前田エミ、松本智子、矢野宏之、吉松紀子
8月26日(日)に九州大学医学部百年記念講堂にて第30回基礎研修会を開催いたしました。公認心理師試験の直前の開催という日程にもかかわらず,定員を大きく上回る86名の方々に御参加いただけました。
福岡での開催は2013年よりスタートして,これで3回目でしたが,講師陣やファシリテーターをすべて地元の対人援助職でカバーできたのかこれが初めてでした。また,参加者の職種も幅が広がっており,医療職だけでなく産業や司法・矯正領域でお勤めの方からの御参加も増えてきました。福岡で確実に集団認知行動療法が根付いてきていることを実感した基礎研修会でした。
午前中のグループワークでは,非常に活発な意見交換がなされていました。特に,既に実施中の方からはホームワークの提供のあり方や,参加者の特性にばらつきのある場合の対処,治療者1人でグループを実施せざるを得ない場合の注意点などの話題があがり,午前中から白熱していました。
午後のロールプレイでは,8グループが一斉にスタートする迫力のあるものでした。グループごとにファシリテーターを1,2名配置する方式をとり,グループ内で質疑応答を行いました。どのグループも時間を超えてしまうほど,非常に盛り上がっておりました。
今回の福岡基礎研修では,全国にさきがけて研修後のスーパービジョン制度を導入いたしました。基礎研修後のグループ実践を支えることができればと思っております。
最後になりましたが,会場提供にご尽力いただきました九州大学医学部精神科,資料の印刷を担当して頂きました太宰府病院のスタッフの皆様,綿密な事前準備をしていただきました事務局の皆様,無償で講師やファシリテーターを引き受けてくださったスタッフの皆様に感謝したいと思います。
文責 開催地責任者 中島美鈴
日時 | 2018年8月26日(日)9:30~16:30 |
場所 | 九州大学医学部 百年講堂 地下鉄箱崎線「馬出九大病院前」駅より徒歩8分 |
対象 | 医療・看護・福祉・心理・保健・産業・司法矯正分野等で、援助業務に携わっている専門家で、守秘義務について監督される機関で研修歴・勤務歴がある方。 |
<基礎研修会共通プログラム>
- 集団認知行動療法とはなにか
- 集団認知行動療法プログラムの運営について
- 認知への介入
- 行動への介入
※ グループ演習をしながら学んでいただきます。
<参加費>
- 会 員(一般) ¥3,000
- 非会員(一般) ¥6,000
* 現在非会員の方で、会員として本研修会への参加をご希望の方の入会申し込みは、2018年6月30日まで承ります。その際、入会と研修会の申し込み両方を同時にしていただき、研修会のお席を確保していただくことをお勧めします。入会のお申し込みはこちらへ。
<申込方法>
* HPからのお申込みが難しい場合、メールでのお申し込みも受け付けております。①研修会名(開催日・開催地) ②氏名 ③よみがな ④所属 ⑤職種 ⑥〒住所 ⑦電話番号 ⑧メールアドレス ⑨会員・非会員 ⑩認知行動療法の経験の有無 ⑪臨床心理士資格の有無 ①~⑪をご記入の上cbgta.kiso@gmail.comまでお送りください。
* 本研修会は、「臨床心理士」継続研修機会としても申請予定です。臨床心理士資格の有無もお知らせください。
<申込〆切>
定員に達し次第、締め切らせていただきます。